前回のヒーリング刺繍では「小花刺繍」をご紹介いたしました。
本日ご紹介するのは「カラフルりんご」です。
今回主に使用するステッチは、塗り絵のように刺繍面を埋めていく「ロングアンドショートステッチ」と縁取りなどに使用する「アウトラインステッチ」です。
「ヒーリング刺繍」についての詳しい内容や、用意するもの、刺繍糸の選び方などにつきましてはこちらの記事を参考になさってください(^^)
まず図案を書きます。簡単な図案なので、ご自分で直接布に書いてみてくださいね。私は縦7約cm,横約6cmぐらいの図案で書きました。
極端に大きかったり、逆に極端に小さかったりしますと刺繍しにくくはなりますが、それ以外でしたらこのステッチで対応できますので、お好きなサイズで書いてみてください(^^)
はじめに布に刺繍図案を書きます。私は4色に切り替えることにしました。
それでは実際に刺繍をしていきます。
始めに刺繍糸が邪魔にならないように処理をします。
裏側で玉結びをしてもいいのですが、刺繍をしている時に邪魔なので、以下のように刺繍糸を処理します。
まず刺繍面から針を刺して図のように刺繍糸を出します。
はじめに糸を入れた所に針を刺します。
バックステッチがひとつできました。
次に、近くに5ミリぐらいの小さなストレートステッチをします。
出っ張っている糸は刺繍綿ぎりぎりで切ってしまいます。これで刺繍糸の処理が済みました。
糸の処理ができたところで、ロングアンドショートステッチをしていきます。
ロングアンドショートステッチは、長いストレートステッチと、短いストレートステッチを交互に刺して刺繍面を埋めていくステッチです。ですが、ロング、ショートにこだわらず、糸で刺繍面に塗り絵をするような感じで刺繍面を埋めていただければ大丈夫です。
ステッチの長さはあまり神経質になることはありませんが、糸の方向を揃えるときれいに仕上がります。始めに刺した糸はこの時に上から刺繍してしまって隠してしまいます。
この調子でどんどん刺繍をしていきます。
ロングアンドショートステッチで埋まりました。
次に色を変えて刺繍をしていきます。同じようにロングアンドショートステッチで埋めていきます。
2層目ができました
単純作業なので刺繍していると無心になれます(^^)段々と刺繍面が埋まっていくのも楽しいです♪
3層目もさらに色を変えていきます。
3層目ができました
続けて最後の層を刺繍していきます。
最後の層が完成しました!
刺繍をしてみたら、ちょっと形がいびつだったので、この後刺繍を足してきれいなラウンド形にしました。ロングアンドショートステッチはこのようにあとから付け足すことも可能です。
次に葉っぱを刺繍します。葉脈をイメージして方向を揃えるときれいに刺繍できます。
私はサテンステッチで刺繍しましたが、始めての方でサテンステッチが難しいようでしたら、同じようにロングアンドショートステッチで葉っぱの部分を埋めてみてください。
最後に刺繍をアウトラインステッチで縁取りをしていきます。
縁取りをすると全体がシャープに仕上がります。刺繍の縁が隠れるので、多少のでこぼこがあっても仕上がりがきれいに見えます。
アウトラインステッチができる方は基本のアウトラインステッチで仕上げてください。
私がここでご紹介するのはアウトラインステッチの応用で、基本のステッチと刺繍方法は異なりますが、仕上がりはアウトラインステッチのように見える刺繍方法です。初心者の方にはこちらの方が刺繍しやすいかなと思います。
まず5ミリぐらいのストレートステッチをします。
先程刺繍した所から5ミリほど手前から針を出します。
前に刺繍したステッチの下の方に斜めから針を刺します。バックステッチのような感じになります。
同じように先程刺したところから5ミリくらいの所に針を出して同じように刺繍をします。
カーブ部分ですので、面倒ですが、細かく刺繍をしていくときれいなラインに仕上がります。
りんごの周りのアウトラインステッチでできました。私は少しドロップビーズをつけてみました。
私は刺繍糸を4色を使用ましたが、もう少し沢山の色を使用してもいいですし、刺繍図案が小さければ一色で刺繍してもいいと思います。ぜひお好きなお色で作ってみてくださいね。
私はこの後、巾着袋に仕立てました。
いかがでしたか?とても簡単な刺繍なのでぜひ作ってみてくださいね!
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