食べ物をいただくときの心

スピリチュアル

先日、本を読んでいてこれはいいな!と思ったことがあったのでシェアしたいと思います(^^)それは「五観の偈(ごかんのげ)」というものです。禅宗でお食事の前に唱えられるそうです。

私も食事の時には食べ物と作ってくださった方々、そして命を与えてくれた地球に感謝していただこうと常々思っているのですが、忙しい時や家族との食事でバタバタしている時などはすっかり忘れて、ただ「いただきます!」と挨拶だけして済ませてしまうことも多いです。毎日忙しくしていると、こんな大切な気持ちもどこかへ行ってしまうので、毎日もっと意識的になれるような心の余裕を持とう!と改めて反省しました。

五観の偈というのは難しい用語でいうと

  1. 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
  2. 忖己德行 全缺應供 : 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
  3. 防心離過 貪等為宗 : 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
  4. 正事良薬 為療形枯 : 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
  5. 為成道故 今受此食 : 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。

ということなのですが、あまりよくわかりませんね(T_T)
簡単にいうとこういうことらしいです。

  1. この食事がどうしてできたかを考え、自然の恵みに感謝し、食事ができるまでに沢山の人達の働きがあることに思いを馳せ感謝をします。
  2. 今日の自分の行いが、この食事をいただくことに価するものであるかどうかを省みます。
  3. 心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、三つの過ち(むさぼりもとめる心、いかりの心、無知の心)を持ちません。
  4. 食事は良薬です。体を健康に保つためにいただきます。
  5. この食事を頂くのは、仏の道を成し遂げるためです。

ということらしいです。私は仏教徒ではありませんが、この教えはとても素晴らしいものだなと思いました。

毎日何気なく食事をしていると、他の生き物から生命をいただいていることに、そして沢山の人たちの働きがあって食事ができることを忘れてしまいますよね。こんな気持があれば、どんな素食でもありがたく美味しくいただくことができそうです。

日本には食事の前のお祈りの習慣はあまりありませんが、自分なりの感謝の仕方をお祈りとして食事前に取り入れるのもいいかなと思いました。さっそく今日から実践してみたいとおもいます!みなさんもよかったら参考にしてみてくださいね(^^)

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