刺繍作品に「祈り」を込めて

刺繍

刺繍作家として作品を作り始めてからずっと続けてきたことがあります。

それは、作品を発送する前に、その作品に「祈り」を込めること。
作品をお迎えいただく方に感謝の気持ちと相手への幸せを願い、その作品に祈りのエネルギーを込めることです。

今まで製作した作品全てに行ってきました。

目に見えないことではありますが、作品を手にとってくださった方からよく、「癒やされる」とか、「心が温まる」とコメントいただくことがあるのも、そんな気持ちが伝わったのかもしれないな~なんて思ったりしています(^^)

「祈り」を受け取ることは相手からエネルギーをいただくこと。「祈り」の効果については、医学界でも常識になるほど、研究でも実証されていることです。

目に見えない世界を大切にできる時代になったからこそ、作家として自ら生み出すものに物質的な価値だけではなく、エネルギー的な価値も付与したい、そう考えています。

何年も刺繍作家をしていると、リピーターさんの中にはその時のお辛い状況やご家族のこと、亡くなったご家族やペットのことなどを話してくださる方々がいらっしゃいます。

メールだけのやりとりではありますが、その方のために作品を作る時には、どうしてもその方のお悩みや思いに対して祈る気持ちが自然と湧き上がるものです。

そんな時には、今までの「お祈り」に加え、さらに個人的なお悩みや願いに対して最善がもたらされるようにお祈りしています。

先日、刺繍フレームを制作しました。

刺繍フレームのメッセージは

May all beings be happy and at peace  

「全ての存在が幸せで平和でありますように」

です。
毎日ニュースを開けばショッキングな出来事が沢山耳に飛び込んできます。コロナ時代、毎日不安に感じる方も多いことでしょう。また、社会が複雑化する中で、何が正しいのか、どうすればいいのか分からなくなってしまうことも多々あります。

そんな時代だからこそ、心の中だけでも常に幸せで平和でいられたらとの思いで刺繍しました。

世界の情報がすぐに手に入る便利な時代になりましたが、私達の繊細な心は、同時に不安やネガティブに引き込まれてしまいがちです。こういう時代には常に意識して心をリセットすることが現代人には大切なのかもしれませんね。

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